舌痛症とは明らかな器質的異常所見を伴わないにも関わらず、舌にピリピリもしくはやけどをしたような灼熱痛を自覚する病気の総称です。
傷や腫瘍は見当たらないため痛みについて共感を得にくかったり、明確な治療方針が立てられないという状況に陥りやすい疾患です。女性に多いと言われ、歯科治療後に発症するケースが報告されています。
大半は心因性、つまり心の病気とされており、影にうつ病、不眠症などの精神疾患が隠れていないかの検査は治療上重要です。治療は痛み止めではなく、基本的には抗うつ薬の投与を行います。ストレス源への対処や、積極的なリラックス推奨なども行います。また体のバランスを整える目的で漢方薬なども使うことがあります。
舌痛症は癌などの重大な疾患には発展しませんが辛いものです。10代の人の予防法として、過度なストレスにさらされていないか自身の精神健康状態を把握し、適切な休息をとることが挙げられます。
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