舌痛症は、見た目に異常がないのに舌のしびれや痛みなどが続く病気です。
一般に男性には舌痛症になる人は大変少なく、40代以降の女性がなりやすいといわれています。特に、閉経後の女性における有病率は、12-18%という統計があることから、女性ホルモンの影響が深く関係しているのではないかと考えられています。更年期の女性は、エストロゲンの分泌量が減少し口の中が乾燥することで、舌が敏感になり痛みを感じやすくなるためです。
さらに、心理的要素とも深い関係性があり、几帳面で真面目な性格の女性も発症しやすいことも分かっています。また、うつ病などの精神的な病気にかかっている人が併発する場合も多いです。舌痛症の発症メカニズムや原因はまだはっきりと分かっていません。そのため、予防や改善をすることは難しいです。
しかし、少しでもストレスを感じないような生活を送るように意識すると発症を防ぐことができるでしょう。